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フェンシング エペ合宿に足りなかった「やせがまん」。
posted2022/07/21 07:00
準々決勝で世界ランク1位のフランスを大逆転、決勝はROCを撃破して金メダル
text by

藤島大Dai Fujishima
photograph by
AFLO
公金。いいような悪いような響きだ。オオヤケノカネ。手にしたら、手にしようとしたら、あなたは「公」の従者なのか。
フェンシングには「やせがまん」が似合う。なにしろ決闘に臨むにあたり「剣」の携帯を許される身なのだ。いざ時と場が訪れるまでは眼前に金塊を積まれようと、憎き対象に挑発されようと、清廉を酸素とする紳士淑女であれ。
先に週刊文春がフェンシングのエペ日本代表の沖縄合宿について報じた。「選手やコーチ、その家族を含む総勢三十人」が恩納村のホテルに宿泊、行程表とは「かけ離れた」内容の「レジャー中心」のキャンプを楽しんだ。ひとりの選手とスタッフの親密ぶりも伝えられる。そして関係者の一言。
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