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「またおおぜきになって!」故郷から届く朝乃山へのエール。

posted2022/07/08 07:00

 
「またおおぜきになって!」故郷から届く朝乃山へのエール。<Number Web> photograph by Shoko Sato

富山駅近くの土産店には地元企業製造の「朝乃山学習帳」が。手書きPOPには「帰ってくるのを待っていました!」

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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Shoko Sato

 6場所に及ぶ出場停止処分が明け、元大関の朝乃山がいよいよ土俵に復帰する。協会の定めたガイドラインに違反し、東正大関だった朝乃山に厳しい処分がくだされたのは記憶に新しい。

 それまで、第22代横綱の太刀山以来111年ぶりに誕生した大関に、故郷富山県は沸きに沸いており、「さあ、太刀山に続く横綱に!」と盛り上がるさなかでの不祥事だった。

 処分決定直後の6月には故郷の祖父が他界し、続いて8月には父が急逝する。失意の朝乃山にさらに追い討ちをかけるような試練が続いてしまっていた。

「最初の半年は、さすがに気落ちしていたように見受けた。毎日土俵に降りても、気持ちの入らないままに激しい稽古をしたらケガにつながってしまうし、身にならない。徐々に通常通りの稽古に戻り、今年に入ってからは十両に昇進した朝乃若を相手に稽古にも熱が入り、番数をこなすようになりました」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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