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「オオタニは究極のアスリート」「柔軟な発想だから…」投手・大谷翔平の才能にエンゼルス同僚や岡島秀樹らが驚くワケ〈21回連続無失点〉
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2022/06/30 20:00
大谷翔平は29日の試合で5回2/3、11奪三振無失点の好投で今季7勝目を挙げた
「僕、バッターもやらせてもらってるんで、ピッチャーだけだったらわからない作戦的なことに加わってる強みはあると思います」
大谷君には本格派のイメージが強いと思いますが
<名言3>
大谷君には本格派のイメージが強いと思いますが、こうした柔軟な発想を持っていることで、これからも投手として成長していく可能性を広げていると思います。
(岡島秀樹/NumberWeb 2022年3月21日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/852458
◇解説◇
100マイル越えのストレートに急激に変化するスライダー、スプリットで打者のバットが空を切る。豪快な奪三振ショーがピッチャー大谷の代名詞である一方で、クレバーさに注目しているのが、レッドソックス在籍時にワールドチャンピオンに輝いた解説者の岡島秀樹だ。
岡島が大谷の「投球発想」に驚いたのは解説を担当した、ある試合でのこと。3ボールとなったタイミングで岡島が「ストレートの四球になるのでは」と口にすると、本当にそうなった。
メジャーではピッチャーの投球数がしっかりと管理される。そのため球数を使うよりも、次打者で早めのカウントで勝負してダブルプレーに切った方が効率がいいのでは……という意図を感じたのだという。
「大谷君の割り切り方は、斬新ですね」
岡島はその投球を“クローザー的”とも評していた。状況や相手打者を見て投げ方を変えられる器用さもまた、大谷の魅力なのだろう。
僕はオオタニにとても感謝しているんだ
<名言4>
僕は大谷にとても感謝しているんだ。彼が二刀流という夢を貫いて努力してきたおかげで、道が拓けた。
(マイケル・ロレンゼン/Number1035号 2021年9月9日発売)
◇解説◇
今季からレッズからエンゼルスに加わったロレンゼンはここまで6勝5敗。先発投手の義務とされるクオリティースタート(QS)は大谷に並ぶ「7」をマークしており、投手陣では欠かせない1人である。