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大谷翔平の“愛されすぎな日常”…仲良しマーシュが語った尊敬「素晴らしいチームメート」 好きすぎて“特製Tシャツ”を作っちゃった選手も 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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photograph byGetty Images

posted2022/06/02 17:02

大谷翔平の“愛されすぎな日常”…仲良しマーシュが語った尊敬「素晴らしいチームメート」 好きすぎて“特製Tシャツ”を作っちゃった選手も<Number Web> photograph by Getty Images

ホームランを放った大谷に、カウボーイハットをかぶせるマーシュ

イグレシアス特製Tシャツ「ショウヘイのためにね」

 マーシュを中心にベンチ内にいる野手とのやりとりが目立つものの、投手陣とも新たな絆が生まれている。5月6日のナショナルズ戦の試合前、練習を終えた守護神ライセル・イグレシアス投手(32)が、ニコニコしながらベンチへと引き揚げてきた。Tシャツの胸部分を指さし、そこに書かれていた文字は「TEAM JAPAN」。訳を聞くと、「ショウヘイのためにね。僕が作ったよ」と明かし、発案者としてチームメート全員に配ったという。大谷の練習パートナーでもある水原通訳も、この特製Tシャツを着用していた。

 クラブハウスでは帰宅時に日本メディアに向けて「コンニチハ」と日本語を話したり、お辞儀であいさつすることもあるイグレシアス。日本文化も学んでいる親日家の守護神は昨年、母国キューバからつながれたZoomインタビューでは満面の笑みを見せながら、ご機嫌の様子で受け答えを行っていた。すると、スタジアム内の食堂で食事をしていた大谷をサプライズで登場させ、仲良しぶりを公開していた。突然絡まれた大谷も画面に向かって手を振り、楽しそうだった。

変わらない“同僚との絆”

 イグレシアスと言えば昨季、大谷の本塁打後にひときわ目立つ存在がいたことは記憶に新しい。昨年8月まで同僚で、今季ロッキーズに在籍するホセ・イグレシアス内野手(32)だ。大谷が本塁打を打てば真っ先にベンチの最前列で祝福し、打った本人以上に喜びを表現。時には抱き合い、肩もみし、いろんな形で出迎えていた。

 キューバ出身の陽気なライセル・イグレシアスは開幕後の4月、「I LOVE SHOHEI」と“大谷愛”を示していた。人間性はもちろん、取り組む姿勢にも尊敬のまなざしだった。「準備、考え方、注目して見ている。ものすごい、驚くべきエナジーがある。彼をリラックスさせて、楽しませたい」。一人二役をこなす二刀流をサポートしたい気持ちが、行動の源でもあった。そして、(ライセル・)イグレシアスが(ホセ・)イグレシアスの気持ちを継承するかのような「TEAM JAPAN」Tシャツの作製。毎年、めまぐるしくチーム構成が変わるメジャーの世界だが、変わらない同僚との絆がある。

【次ページ】 大谷自身がチームに溶け込む姿勢も見せている

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