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[東西トラックマンの推し]“4強”を追撃せよ――アスクビクターモア「“逃げて5着”を侮るな」

posted2022/05/20 07:06

 
[東西トラックマンの推し]“4強”を追撃せよ――アスクビクターモア「“逃げて5着”を侮るな」<Number Web> photograph by Photostud

アスクビクターモア:[父]ディープインパクト[母]カルティカ[生産]社台ファーム[馬主]廣崎利洋HD[通算成績]6戦3勝

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田井秀一(スポーツニッポン)

田井秀一(スポーツニッポン)Shuichi Tai

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伏兵の先行馬がまさかの波乱を起こすのか、語り継がれる格言どおりの結末になるのか。美浦と栗東の番記者が注目の一頭を挙げる。

 ダービーも皐月賞の上位4頭で決まり。そんな声に異を唱えたい。皐月賞は12年ぶりに二桁馬番が3着までを独占。歴史上まれに見る「外枠」「差し馬」が有利な特殊馬場だった。1枠の圧倒的不利をはねのけ、逃げて5着に奮闘したアスクビクターモアの底力を侮ることなかれ。

 初めて同馬の姿を見たのはデビュー直前、昨年6月の美浦トレセン。管理する田村康仁調教師のひと言がきっかけだった。「凄い新馬がいる。オーラが違う」。すぐに双眼鏡越しに探した。同世代が相手では勝負にならない、と練習パートナーはいつも年長馬。GI高松宮記念で3着に好走した僚馬キルロードとの併せ馬でも互角以上の手応えで調教コースを駆け抜ける2歳馬に目を奪われた。

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