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「ショウヘイはトラウトと花火の打ち上げ合戦を」現巨人の元同僚も驚き…“差し込まれたHR好き”大谷翔平の超人パワー伝説〈メジャー通算101発〉
posted2022/05/16 11:30
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Nanae Suzuki
<名言1>
試合前のフリー打撃でも、(大谷は)トラウトと一緒に花火の打ち上げ合戦みたいなパフォーマンスを見せてくれた。
(マット・シューメーカー/Number1048号 2022年3月31日発売)
◇解説◇
大谷翔平の本塁打ペースが上がってきた。
現地時間15日(日本時間16日)に行われたアスレチックス戦、「3番DH」で先発出場した大谷は、初回1死二塁で迎えた第1打席に相手右腕モンタスが投じた154kmシンカーを振りぬくと、センターへの第8号2ラン本塁打に。同14日(15日)のダブルヘッダー2試合目で放ったメジャー通算100号に続く2試合連続ホームランとなった。
エンゼルスはこのリードを守り切って4-1で勝利。結果的に大谷の先制弾が勝負を決め、アスレチックスとの敵地4連戦を3勝1敗で勝ち越した。
この7試合で4本塁打の固め打ち
直近7試合、30試合での大谷の打撃成績を比較すると、大谷の好調ぶりが分かる。
直近7試合:29打数10安打4本塁打10打点 打率.345 OPS1.215
直近30試合:119打数33安打8本塁打26打点 打率.277 OPS.877
開幕直後はなかなかホームランが出なかった大谷だが、この1週間で4本の固め打ち。9日のレイズ戦ではマイク・トラウトとのMVPアベック弾と自身初となる満塁弾の1試合2本塁打をマークするなど、明らかに打球の角度が上がってきているのは頼もしい限りだ。
大谷とともにプレー、もしくは対戦した選手からの絶賛の声は引きも切らない。2022年から巨人に加わり、先発ローテーションの一角を任されるシューメーカーもその1人だ。
2013年にエンゼルスでMLBデビューしたシューメーカーは、その翌年に16勝4敗、防御率3.04の好成績を残すなど、主力投手の1人だった。そんなシューメーカーはエンゼルスでの最終年となった2018年、大谷とチームメートとなる。
僕の記憶が間違っていなければ……
その時点で大谷はアメリカでの成績こそ皆無だったが……シューメーカーは投打ともにそのポテンシャルに驚いていたのだという。