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香川真司「批判はスポーツなので当然です。ただ」「(長友)佑都についても…」“日本代表を取り巻く空気感”を本音で語る

posted2022/04/15 17:03

 
香川真司「批判はスポーツなので当然です。ただ」「(長友)佑都についても…」“日本代表を取り巻く空気感”を本音で語る<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

日本代表でともにプレーした頃の長友佑都と香川真司。代表の10番を背負った人間としてエールを送っていた

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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Takuya Sugiyama

香川真司に日本代表を取り巻く“批判”や自身の現状について聞いたロングインタビューをお届けします(全2回/#1も)

 今年2月、日本代表の森保一監督がヨーロッパ視察でシント・トロイデンの関係者を訪問した際に、香川真司と面会したことが話題になった。森保監督が就任しておよそ1年が経とうとしていた2019年6月を最後に香川は代表には呼ばれていない。2月の面談も日本のサッカーファミリーの同士として顔を合わせたという。

 ただ、森保監督はあくまで直近の代表招集の候補として会ったわけではないと言いつつも、香川の日本代表への想いなどを聞けて嬉しかったことを明かしている。

森保監督とはどんな会話を?

――森保監督には熱い想いを伝えたのですか?

「翌月に最終予選があるのはわかっていましたけど、あの時点で『オレが入るのにふさわしい』というような話をする立場でもないので。シンプルに『まずは今度の試合、頑張ってください』と伝えたくらいですよ」

――ただ、カタールW杯は例年よりも5カ月ほど遅い時期に始まるわけで、登録メンバー発表までには色々な可能性があります。

「ベルギーは新シーズンが始まるのが、他の主要リーグよりも3週間くらい早い。そういうところも1つ、他の国とは違いますよね。W杯を前にして自分の力を証明したり、成長できる機会が多いリーグというのはメリットですから」

――従来のようにヨーロッパのシーズン終了後ではなく、新シーズンの途中にW杯が開催されますから、良くも悪くも色々な事態が想定されます。

「それは、そうですね。ただ、今はシンプルに目の前の試合に勝ちたいという想いが強い。そのために得点やアシストを含めて、貢献していく。そういう結果がついてくれば、絶対に勝ち続けられると思うので」

自分がいま言えることは……

――鎌田大地選手も2018-19シーズンにはシント・トロイデンでシーズン12ゴールを記録していますが、全日程の半分にも満たない最初の12試合でそのうちの10ゴールをとれています。それくらいの活躍を見せれば森保監督の頭に名前が浮ぶのかもしれませんし。

「別に、全てはW杯のために、どんなに可能性が低くても、みたいに言うつもりはないですよ。みなさんは、そこに向けて頑張るストーリーをオレに描かせたいのかもしれないですけど(笑)。自分が今言えることは、毎日のトレーニングで自分の力を証明する、一つひとつの練習への集中力を高めるということだけです。集中力が高い時は良いプレーや、良い雰囲気を生み出していけますから」

――なるほど。軽々と口にするのも違うなと?

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