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他球団の主力選手から告白された「ヤクルトに移籍したい…」スワローズが“業界内”で愛される理由が一瞬で分かる7人の集合写真

posted2022/03/19 11:03

 
他球団の主力選手から告白された「ヤクルトに移籍したい…」スワローズが“業界内”で愛される理由が一瞬で分かる7人の集合写真<Number Web> photograph by Kentaro Kase

Numberでは1992年以来、30年ぶりとなるヤクルト特集! 奥川恭伸投手、山田哲人内野手、高津臣吾監督、村上宗隆内野手(左から)

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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Kentaro Kase

 発売中のNumber最新号は、30年ぶりとなる東京ヤクルトスワローズの大特集号。その巻頭を飾る見開き写真、そして電車内等に貼られる中吊り広告では、昨シーズン20年ぶりの日本一に導いた高津臣吾監督を真ん中に、主力選手6人が朗らかな笑顔を見せている。指揮官の両脇に、ベテランの石川雅規投手と青木宣親外野手、続いて打線の主役である山田哲人、村上宗隆内野手、そして投手陣を担う若き左右両腕の奥川恭伸、高橋奎二投手。新シーズンの「主ヤク」となる選手たちのベストショットの裏には、スワローズらしい温かいエピソードがあった。

 2月上旬、沖縄・浦添キャンプの朝。寝ぼけまなこで室内練習場の外から選手たちのアップを眺めていると高津監督が近づいてきた。

「俺の写真撮影もいいけどさ、実はやりたいことがあるんだよ」

 その前日、高津監督にインタビューのお願いとともに、個別のポートレイト撮影をお願いしていた。指揮官の「やりたいこと」とは一体……。

「スワローズ特集、30年ぶりなんでしょ? だったら今の、2022年の選手たちに囲まれて写真を撮りたい。もう、構図も考えてるからね。V字で! 俺が真ん中で、石川、青木、山田……とかね。それ最高じゃない?」

 監督から、まさかの逆オファー。コロナ禍の厳戒キャンプで、複数の選手を集めての撮影なんて……と、端から企画していなかった夢プランが、鶴のひと声で動き出した。6選手には指揮官自ら「Numberの撮影だから」と声がけをしていただき、2月26日、オープン戦の練習前に、撮影はかくして実現した。

そうして撮影された7人の“決め写真”

 現場でも高津采配は冴える。感染症対策もあって5分間一本勝負となった集合写真の段でも、位置取りやポーズを華麗に率先垂範。萩本欽一さんを思わせる声で「ヒョ~! 皆さん笑顔を~!」とおどけながら、欽ちゃん走りさながらに左右に動き回る加瀬健太郎カメラマンのノリに指揮官や選手も「そういう笑顔の引き出し方なんですね」とこみ上げる笑いをこらえきれず、最高の笑顔の瞬間をとらえられたのだった(青木選手からは「完成したらぜひこの写真をください、絶対ですよ」という嬉しい声も)。

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