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4回転の寵児・金博洋が聖地で見せた“復活”の涙。

posted2022/03/08 07:00

 
4回転の寵児・金博洋が聖地で見せた“復活”の涙。<Number Web> photograph by AFLO

フリーでは今季自己ベストとなる179.45点をマーク。ショートの90.98点と合わせて総合270.43点で9位に入った

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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AFLO

“4回転ルッツの寵児”が、再び跳躍した。母国開催となる北京五輪で金博洋(24)は、ショート、フリーともに4回転ルッツを決めて9位。そのリンクは、18歳の時に世界初となる「4回転ルッツ+3回転トウループ」を降りた首都体育館。自らの聖地で、復活の涙を流した。

 金の4回転ルッツは、まるで時間が止まったように感じさせる雄大なジャンプだ。'15年中国杯で世界に衝撃を与え、その演技を見たブライアン・オーサーは、こう言った。

「この18歳の少年が4回転新時代の扉を開けました。世界中のスケーターが、新たな4回転に着手し始めるでしょう」

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