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M-1本番直前に「ヤバいヤバい…」初出場の真空ジェシカが語る“コンビの感覚の違い”「ギリギリまでぷよぷよ派vs.ネタ合わせしたい派」 

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中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph byShigeki Yamamoto

posted2022/02/27 17:01

M-1本番直前に「ヤバいヤバい…」初出場の真空ジェシカが語る“コンビの感覚の違い”「ギリギリまでぷよぷよ派vs.ネタ合わせしたい派」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

結成9年でM-1決勝初出場となった真空ジェシカ。川北茂澄(ボケ、ネタ作り担当、右)とガク(ツッコミ担当)。おぎやはぎやアンタッチャブルと同じ人力舎所属

ガク 本当はもっとたくさん合わせておいた方がいいんです、僕らは。ネタが終わった直後は、いつもそのことを反省しているんです。でもすぐ忘れちゃって、本番当日になって、ヤバいヤバいとなってから慌てて合わせる。

川北 え、そうなんだ。初めて聞いた。僕は毎回これでいいと思ってたんで。ネタ合わせをやり過ぎると飽きちゃうんですよ。単純に嫌いなだけかもしれませんけど。

――でも、「笑神籤(えみくじ)方式」ですから、いつ自分たちの名前が呼ばれてもいいように、いちおう、いつでも来いという感じで待ってはいたんですか。

川北 ぜんぜん待ってません。

ガク まだやめてくれ、と。

川北 1番手がモグライダーさんで、2番手がランジャタイさんだったので、どちらの後も嫌でした。けっこう変なネタなので。そうしたら3番手がゆにばーすさんで、ちょっとリセットされた。4番手は(敗者復活枠の)ハライチさんで、ハライチさんもそこまで変なネタはやらないだろうと思ったら、めちゃくちゃ変なネタで。この後も嫌だなと思って。

――でも、5番手で呼ばれてしまったわけですね。

川北 ただ5番目というのはちょうどよかったですね。早過ぎず、遅過ぎず。

――控え室からスタジオへ向かう廊下のところで、コケるというボケをしましたが、ああいうのは事前に打ち合わせしておくものなのですか。

川北 いや、していないです。

ガク だから僕も本気で心配しちゃいました。大丈夫かな、ケガしてないかな、って。

川北 カメラには映っていませんでしたけど、控え室でも出ていく瞬間、コケたんです。でも無視されましたね。

ガク ツッコんだら、また調子に乗っちゃうんで。

川北 待機しているみんなは、ちょっと怒ってましたね。あとがやりにくくなるだろ、って。なので、廊下でもう1回やってやろうと。そうしたら、コケたところが偶然、ちょうど(事務所の先輩の)アンタッチャブルさんの写真の前で。

――廊下の壁に01年からの歴代王者の写真がずらっと並んでいて、たまたま04年のところでコケたわけですね。

川北 われながら、自分の事務所愛に感心しましたね。

ガク そんなたいそうなものじゃないです。

<#3へ続く>

(写真=山元茂樹)

#3に続く
じつは慶応大卒&青学大卒…M-1決勝6位・真空ジェシカに聞く“高学歴芸人の悩み”「芸人になると言ったとき、親の反応はどうでした?」

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