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雑草アタッカー・伊東純也が語る “大卒”のメリットとは? 県ベスト32公立校→CL出場、そして30歳直前で臨むカタールW杯
text by
浅田真樹Masaki Asada
photograph byGetty Images
posted2022/01/27 11:02
今季もヘンクで主軸を担うMF伊東純也。アジア最終予選ホーム2連戦でもキーマンになる
「日本が世界で勝つためには、上のリーグでやっている人が多くならないと、やっぱりダメだと思うんで。そういうチャンスがある人はどんどん行ったほうがいい。自分にもチャンスが来たら、そこでしっかり結果を出すしかないと思っています」
1993年3月生まれの伊東は、ワールドカップを30歳の誕生日まで残り数カ月というタイミングで迎える。日本代表でも決して若いほうではない。「しっかりチームのためになるプレーをしないといけない」。そんな自覚は確実に膨らんでいる。
「今でも(ランニングのときに)前にはあんまり行きたくない。代表のときも今、だいたい後ろを走っています」
そう言って苦笑する伊東。「いや、でも」。急に語気を強めてつけ加えた。
「ダラダラは走ってないですよ」
些細なことのようで、案外見逃せない、28歳の決意が垣間見えた。
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