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「自分の立場をもう少しわかってほしい」オリックス山岡泰輔が心に刻む “26球”と監督室での会話《神戸で注文したクレープ90個》
 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph bySankei Shimbun

posted2021/11/23 11:07

「自分の立場をもう少しわかってほしい」オリックス山岡泰輔が心に刻む “26球”と監督室での会話《神戸で注文したクレープ90個》<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

右肘の手術から2カ月、11月16日の紅白戦で実戦復帰を果たした山岡泰輔。それでも「絶対無理しない」と誓うのは、中嶋監督からもらった言葉があるからだ

 今後の試合で山岡のベンチ入りがあるかどうかはわからないが、チームに帯同しているだけで心強い存在だろう。もともと世話好きな兄貴気質で、知識が豊富。後輩の相談にのったり、杉本裕太郎や近藤大亮など先輩にアドバイスすることもある。

 毎年、ほっともっとフィールド神戸で試合が開催される際に、山岡は、球場内にあるクレープ店のクレープを、チームメイトやスタッフに大量に差し入れする。今年5月にも、登板翌日の練習時に、スタンドの階段を上って自らクレープ店に行き、90個も注文していた。

 クレープ店の店員は、「いつも、バイトの子みたいにふらっと来てくれるんです。90人分も、すごいですよね。男気がありますよね」と話していた。

 今回の日本シリーズ6、7戦はほっともっと神戸で開催される。現時点で2戦を終えて1勝1敗。23日からの東京ドーム3連戦でどちらかが3連勝しなければ、神戸へ持ち越される。そうなれば、山岡の甘い差し入れがまたチームを後押しするかもしれない。

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