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[クロスオピニオン]本場アメリカのYUTOへの本音評価

posted2021/10/21 07:02

 
[クロスオピニオン]本場アメリカのYUTOへの本音評価<Number Web> photograph by Yoshiyuki Matsumura

堀米雄斗が表紙を飾った『THRASHER』の今年6月号

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ビリー・ランアウェイ/ケン・ウイリアムズ

ビリー・ランアウェイ/ケン・ウイリアムズBilly Runaway / Ken Williams

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Yoshiyuki Matsumura

今ではインスタを通じても大きな影響力を持つ老舗雑誌の編集者と、最高峰の大会でMCを務め、五輪中継にも登場したスケートボード界の顔役。業界のすべてを知る2人が、堀米雄斗を語る。

『THRASHER』編集部 M・バーネット「みんなを戸惑わせたジューシーな表紙写真」

 Yutoは人間的にはアウトゴーイング(社交的)でエンジョイするのが好きなタイプ。アメリカで友達も作っているし、みんなに対して礼儀正しい。彼を恥ずかしがり屋という人もいるけど、間違いなく冒険的な面がある。そうでないと英語が話せないのにアメリカに引っ越すわけがない。

 スケーターとしては技術と集中力が素晴らしい。凄くストイックで鍛錬されているけど、決して喜びを感じていないようには見えないし、一緒に滑ってみると楽しんでいるからこそクリエイティブになれていることが分かるんだ。Yutoは彼自身にしかできないトリックも多く持っていることで、こちらのコミュニティにも感銘を与えているんだよ。

 今年の6月号でYutoは『THRASHER』の表紙を飾ってくれた。彼はスポンサーであるApril Skateboards、そして僕らと大きなビデオパートに取り組んでいた。表紙を撮ったのはフォトグラファーのJake Darwen。珍しいトリック「ノーリー270・バックサイド・ノーズスライド」で、予測もしない特別な表紙に仕上がった。

 ただ、あまりできる人がいない(Yutoだけかも?)ワイルドでテクニカルなトリックだからこそ、表紙を見た人には混乱もあったみたいだ。「何なんだ、このトリックは?」って。ビデオで実際に跳ぶ姿を見るまでは「何をしてるのか?」と思ってしまう。スケーターの典型的な体勢じゃないから、写真のボディーランゲージだけでは何のトリックかが読めない。だからこそみんな興奮したし、本当にジューシーな写真だ。

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