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「僕と彼女とは運命的な出会いでした」“純白のアイドル馬”ソダシの主戦騎手が告白する《白毛GI馬のもう一つの才能》 

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江面弘也

江面弘也Koya Ezura

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photograph byNaoya Sanuki

posted2021/10/07 11:05

「僕と彼女とは運命的な出会いでした」“純白のアイドル馬”ソダシの主戦騎手が告白する《白毛GI馬のもう一つの才能》<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

2020年阪神JFで史上初の白毛馬GI制覇、21年桜花賞でレコード勝ちの“奇跡の白毛馬”ソダシ

「ドバイならワールドカップ。ブリーダーズカップも…」

 芝で結果をだしているいま、ダートを走らせる理由は見つからない。しかし、ソダシは世界でも類を見ない「白毛のGI馬」ということで海外の競馬関係者やメディアも注目している馬である。コロナが落ち着けば海外遠征の可能性もあるのでは、と須貝尚介に訊ねると、「来年のドバイは考えている」と言った。「日本に1800mのGIがあれば……」と言う須貝はドバイターフを視野に入れているのだろうが、吉田にドバイの話をすると、

「ドバイならワールドカップ。それから、ブリーダーズカップ(アメリカ)とかもいいかもしれませんね」

 と言った。思えば父のクロフネはドバイワールドカップとブリーダーズカップ・クラシック制覇を期待されながら、屈腱炎で引退を余儀なくされたのだった。

 ところで、関西で活動していても、「美浦所属のフリー騎手」である吉田隼人は、昨年は自己最多の91勝をあげたが、横山武史に3勝及ばず関東のリーディングを逃した。ことしも10月3日現在71勝で、関東首位の横山武史に7勝差の2位にいる。

「夏に成績を伸ばせなかったので、厳しい。そこは考えないようにして、チャンスがあれば……、という感じですかね」

 5月8日には史上39人め(現役20人め)となるJRA通算1000勝を達成した吉田は、デビュー18年めの37歳。そろそろ大きなタイトルもほしいところだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

Number最新号では白毛の源流を訪ねる「シラユキヒメ、母娘3代の奇跡」、ライバルであるオークス馬ユーバーレーベンと、急逝した〝総帥〟岡田繁幸氏の物語を描いた「執念の物語は永遠に」を掲載しています。是非ご覧ください。

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