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「カズさんの言葉が、僕の背中を」ドリブラー松井大輔40歳、フットサル転向を“サッカー指導者を目指すため”と語るワケ
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西川結城Yuki Nishikawa
photograph byGetty Images
posted2021/09/15 11:03
![「カズさんの言葉が、僕の背中を」ドリブラー松井大輔40歳、フットサル転向を“サッカー指導者を目指すため”と語るワケ<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/e/b/700/img_ebe376990d084eaf616e7ef6deecaceb167531.jpg)
若き日の松井大輔に大きな影響を与えたカズ。フットサル転向でもその存在は大きかった
グアルディオラも、松井も注目した戦術性とは
これも「フットサル⇒サッカー」というベクトルでは有名な話だが、稀代の戦術イノベーター、“ペップ”グアルディオラ監督もバルセロナのフットサルチームのトレーニングに足繁く通っては、事細かに言語化、体系化されているフットサル戦術を自分のサッカーに取り入れていった。
そして松井が目をつけたのも、この部分だった。
「今回転向について相談した1人に、フットサル日本代表コーチの木暮賢一郎さんがいます。木暮さんからはサッカーとはやっぱりちょっと違う部分を教えてもらいました。例えば、フットサルはフィールドプレイヤーが4人で、1人が守るので基本は左右と頂点の3人で攻めていく。ここの崩しの仕組みやパターンの多さなど、もちろんフィールドの大きさは違うんですが、サッカーにもすごく使えることがたくさんありそうです。
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サッカーよりすぐにコート外にボールが出ることが多いのに、正確なコンビネーションやパターンでシュートまで持っていきますよね。現代フットボールはよりシステム的で、機械的な部分が出てきている。自分も将来指導者を目指すことを考えたとき、いまここでフットサルから学ぶべきことがあると思いました」
テクニカルな部分にどうしても目が行きがちだったが、松井は「頭の学び」にこの新たなチャレンジで取り組もうとしている。
指導者を見据えた志、そしてカズの存在
指導者に興味があるということ自体初めて知ったことだったが、その志があるのならば余計に、論理的にサッカーとフットサルを切り取っていくことは、ここからの時代では不可欠である。
「ヒントがたくさん転がっていると思う。フットサルからたくさんのことを勉強したい」
喜々と語る表情が、40歳にして吸収欲の高さを表していた。
松井と言えば、外せない存在なのがカズ、三浦知良である。