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〈秘話〉鈴木みのるのリングイン演出は歌手・中村あゆみプロデュースだった…!? アメリカiTunes Storeで入場曲『風になれ』が1位に 

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堀江ガンツ

堀江ガンツGantz Horie

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posted2021/09/14 17:02

〈秘話〉鈴木みのるのリングイン演出は歌手・中村あゆみプロデュースだった…!? アメリカiTunes Storeで入場曲『風になれ』が1位に<Number Web> photograph by AFLO

アメリカでも絶大な人気を誇る鈴木みのる(写真は2016年の鈴木軍興行にて)

「『風になれ』は、そうとう力を入れて作ったのは憶えてますね。『誰にも真似ができなくて、他とかぶらなくて、ずっと古くならないような曲』っていうのを自分に課して。この曲を書くのに、当時住んでた家の30畳のリビングを何往復もしながら考えて、考えて作ったから。

 でも、常に彼(鈴木みのる)が現役の最前線にいて、いつも何かにチャレンジしていて、ずっと存在感があるからこそ、この曲がずっとフレッシュなままキープされてるというのがありますよね。古くならない、錆びない感じは、みのるクンがずっと古くならないからだと思う」

『風になれ』は古くならないどころか…

『風になれ』が鈴木みのるのテーマ曲として初めて使用されたのは、1995年9月1日、パンクラスの日本武道館大会。あれから26年経っても古くならないどころか、世界中のプロレスファンに合唱されるようになった。

 この26年間で、時代時代に合わせて何度かアレンジを変えて再レコーディングされてきた『風になれ』。現在のバージョンは副題に「The King to the World」と付けられている。その題名通り、鈴木みのる旋風は世界を席巻しようとしている。

 今回のアメリカサーキットは約2カ月。これから全米各地の会場で、「カッゼーニーナレー!」と大合唱が沸き起こることだろう。

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