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「15勝して30本打てたら…」大谷翔平が7カ月前に自ら“予言”していた数字…ここまでの大活躍、本人の“本音”を聞いた《現地独白》 

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posted2021/09/10 17:02

「15勝して30本打てたら…」大谷翔平が7カ月前に自ら“予言”していた数字…ここまでの大活躍、本人の“本音”を聞いた《現地独白》<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

Numberの特別インタビューに応じた大谷翔平。9月9日時点で43本塁打、9勝……投打両面で歴史的な数字を残している

「バッターとしては相手が左ピッチャーでも出られれば30本のホームランはいけると思いますし、ピッチャーとしては25試合に先発できれば15勝もいけるんじゃないかなと思います」

 ご存知のとおり、今季はバッターとしてはピッチャーの右左にかかわらず連日打席に立ち続け、“30本”は軽くクリア。一方、20試合に先発登板しているものの“15勝”の達成についてはやや難しい状況だ。もちろん現時点で9勝を挙げているだけでも驚くべきことだが「正直、内容からすれば12、13勝していてもおかしくない数字だと思っています」と本人は意に介さない。

 ケガの影響もあり、昨年、一昨年と満足な成績を残すことのできなかった大谷にとって、ケガの癒えた今季、必要なものは「絶対量」だった。今季は開幕から制限なく投打とも出場を続け、打席に立つ回数、登板数という絶対量が格段に増えた。そして絶対量が増えれば、数字を残し続ける自信がある――。誰もが驚く今季の成績も、彼にとっては、想定内だったのだ。

 7カ月前のインタビューでは、最後に彼はこう付け加えていた。

「15勝して30本打ったら、ほとんどMVP級の数字ですけどね」

 大谷が笑顔を見せながら語ったその言葉もまた、現実のものになろうとしているのである。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

Number1035号掲載の大谷翔平特別インタビュー「常にさらに新たな場所へ」では、今季の活躍について8ページにわたり本人がたっぷりと語っています。さらにアルバート・プホルス(ドジャース)、マックス・シャーザー(ドジャース)、フアン・ソト(ナショナルズ)、フレディ・フリーマン(ブレーブス)などメジャーを代表する一流選手たちが独占取材に応じ、ショウヘイ・オオタニの衝撃を語り尽くしています。

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