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Twitterで話題「サーブミス多くない?」 大一番を前に“ビッグサーバー”越川優(北京五輪代表)に聞いてみた
posted2021/08/01 11:03
text by
田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
Yohei Osada/AFLO SPORT
4戦を終えて2勝2敗。
男子バレー日本代表は8月1日に1次リーグ最終戦、イランとの対戦を迎える。勝利したほうが決勝トーナメント進出という、これ以上ない状況で迎える重要な一戦だ。
その勝敗の行方もさることながら、観る人の期待を煽るのは、現時点で全体トップの得点を叩き出している主将の石川祐希やオポジットの西田有志ら、世界の「壁」と称される強豪のブロックにも臆さず攻め切る日本の攻撃陣。さらに日本のブロックの上から叩き込まれる強打を次々拾うリベロの山本智大など、選手個々の活躍も目立ち、試合を重ねるごとに完成度が上がっている。
それを裏付けるように、試合開催時のTwitterトレンドには「男子バレー」や「石川祐希」といった言葉が急上昇ワードにランクインしている。
そんな中、目を引いたのが第2戦のカナダ戦を終えた夜のことだった。あるバレーボールのフレーズが急上昇ワードにランクインした。
「サーブミス」
試合のスタッツを見てみると、日本はサーブ97本中22本もミスがあった。対するカナダのミスは92本中、15本。数字だけをみると、確かに両チームともに少ない数字ではない。
サーブミスってそんなに悪いこと?
これまでもサーブミスが勝敗を分けた要因として挙げられたことは多々あった。「あのサーブミスがなければ」と何度聞いたかわからない。
でも、待てよ。この試合に勝ったのは日本だ。「サーブミス=悪」と捉えることに疑問を感じた。
では実際、選手はサーブミスをどう捉えているのだろう。勝負所での圧倒的なサーブ力をひっさげ、日本代表として北京五輪にも出場した越川優(現・ヴォレアス北海道)に聞くと、その回答は至ってシンプルなものだった。
「サーブミスは悪くない。むしろ、そのミスがあるから見える、わかることがあるんです」