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“スタンフォード大卒でヤンキースのドラ1級”エース、MLBの名内野手も… ノーマークなイスラエルも侮れない?〈侍ジャパン対戦国分析〉
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki
posted2021/07/27 20:02
侍ジャパンの菊池涼介と坂本勇人らは2017年のWBCでイスラエルと対戦している
7月に入って発表されたロースターを見て行こう。現在の所属チームと、今季前半の成績を入れている。Rkはルーキーリーグ。
<投手 ※は左投手>
ジェレミー・ブライヒ/34歳 フリーエージェント
今季成績なし※
ジョナサン・デマルテ/28歳 フリーエージェント
今季成績なし
ジェイク・フィッシュマン/26歳 マーリンズAAA
16試2勝1敗0S 29.2回 率4.25※
アレックス・カッツ/26歳 カブスAA
6試1勝2敗0S 19回 率6.16※
ジャレッド・ラキンド/29歳 米独立リーグ
1試0勝0敗0S 2.2回 率0.00※
アロン・ライヒマン/32歳 マリナーズAAコーチ
今季成績なし
シュロモ・リペッツ/42歳 フリーエージェント
今季成績なし
ジョン・モスコット/29歳 フリーエージェント
今季成績なし
ジョーイ・ワグマン/29歳
今季成績なし
ベン・ワンガー/24歳 米独立リーグ
4試0勝0敗0S 6.1回 率7.11
ザック・ワイス/29歳 マリナーズAAA
13試2勝2敗1S 18.2回 率4.82
ジョシュ・ゼイド/34歳 カブス傘下Rkコーチ
今季成績なし
大半の選手が今季成績なし。なかにはコーチになっている選手もいる。彼らはこのオリンピックのためだけにチームに集まったのだ。
ヤンキースの“ドラ1”超エリート、実は……
ジェレミー・ブライヒはスタンフォード大出の秀才。しかも2008年ヤンキースのドラフト1巡目補足指名という超エリートだったがMLBでは0勝。2019年に引退したが復帰している。
アロン・ライヒマンは2007年イスラエルプロリーグでプレーしたのち、渡米してNCAAの カリフォルニア大学サンディエゴ校でプレー、2017年のWBCではブルペンコーチを務めたが、今回は投手として出場する。
ジョシュ・ゼイドは、2013年WBC代表。アストロズで2シーズン投げて0勝1敗1セーブ9ホールドの成績を残し2016年11月にFAとなったが、2017年WBCイスラエル代表に復帰、クローザーとして大活躍し、大会の優秀投手賞を受賞した。イスラエルでは伝説の名投手だ。2018年4月に引退したが、今回の大会のために現役復帰した。