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松島のスピード、姫野のトライ…誰も日本を軽視しなかった 現地メディアが“4カ国スター軍団”ライオンズに「合格点」を出した理由
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竹鼻智Satoshi Takehana
photograph byGetty Images
posted2021/06/28 11:03
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ライオンズ相手に堂々と戦ったラグビー日本代表。欧州遠征はまだ続き、3日にはアイルランド代表とダブリンで対戦する
無事に初戦を白星で飾ったライオンズのウォーレン・ガットランド監督は、今後の選考についてこう述べている。
「どの選手が南アフリカとのテストマッチに出場するか、今の時点では全く決めていません。ウォームアップゲームを通じて、全ての選手たちにアピールの機会を与えます」
ただ、不安要素は故障者だ。試合前にはザンダー・ファーガソン(PR・スコットランド)の欠場が決定、さらには前述したジョーンズ主将だけでなく、ジャスティン・ティプリック(FL・ウェールズ)までも戦線離脱となる傷を負ってしまった。
しかし、精鋭が集まるライオンズである。主将の座はマレーに引き継がれ、アダム・ビアード(LO・ウェールズ)、ジョシュ・ナビディ(FL/No.8・ウェールズ)が戦線離脱者の穴を埋めるべく招集された。また、この日は後半のみの出場に終わったが、オーウェン・ファレル(SO/CTB・イングランド)をはじめとしたリーダーシップに優れる選手が数多く揃う。
今回の日本戦を機に、W杯王者・南アフリカとの試合に向けて強化を進めていく。本気で3連勝を狙うライオンズは、これから1カ月でどんなチームに変貌していくか、日本のラグビーファンにも楽しみにしてほしい。
このツワモノたちが南アフリカ代表を倒すことができれば、歴史的な一戦で堂々の戦いぶりを見せた桜の戦士たちの評価もきっとさらに上がるはずだ。
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