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イチローは340万円、大谷翔平はおいくら? 大リーグで超高額取引される実使用ユニフォームの数々【ルースは6億円超!】
text by
AkiAki
photograph byNanae Suzuki/Getty Images
posted2021/05/31 17:04
2001年のイチローと2018年の大谷。それぞれのユニフォームが持つ価値は非常に高い
気になる大谷ユニフォームのお値段は……
以下が2018年大谷実使用ユニフォームの落札価格の一覧となる。
今回、ルーキーイヤーのこの価格を超えてくるかどうかを筆者は注目していたが、現時点(31日14時)ですでに1万7900ドル(約195万円)と大きく超えてきている。大谷の注目度の高さを伺うことができるとともに、最終的にいくらで落札されるのかを楽しみにしている。
ちなみに……の話ではあるが、私の知る選手の直近では2014年に引退したヤンキースのスーパースター、デレク・ジーターの同年のヤンキースタジアムのホーム最終戦で着用された(この試合だけでも販売用として何度か着替えてプレーしている)ユニフォームのひとつがオークションではなく、ワンプライス25万ドル(約2625万円)で販売されていたのを覚えている。
2回表に脱いだという証明……ジーターはこの試合何回着替えたのだろうか……。
そう考えると5試合も着用したとされる大谷ユニフォームがいかに異例なものなのか分かって頂けると思う。
読者の方々も予想がつくかと思うが、実使用ユニフォームにおける今までの最高額はやはりあのベーブ・ルースの実使用ユニフォームで、2019年につけた564万ドル(約6億1200万円)は野球におけるスポーツメモラビリアの最高額となっているはずである。
“投資対象”になるからこその価値とは
野球ファンにとってはスポーツの道具が投資対象になっているのではないか? そんなのはスポーツの意義とは反すると考える方も多いだろう。
ただ、その一方で――対象になるからこそ、大切に扱われ、後世に伝えられるのではないかとも思う。選手を応援して夢を追うのと同時に、スポーツメモラビアでも夢を追う、そんな楽しみ方もあっても良いかもしれない。
ちなみにオークションの収益は球団に入るのではなく、財団を通じて地域の振興や子供たちのスポーツ育成などに使われているので、参加することで社会貢献にも繋がるのだ。
MLBオークションの終了は日本時間6月4日の午前11時。要注目です。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。