初めて同じような境遇の選手と切磋琢磨できる環境に

――行けば、わかるさ！と（笑）。アメリカに行ってからは、まずパフォーマンスセンター（フロリダ州オーランドにあるWWEの選手養成施設）に入るんですか？

「はい。近くに住んで、パフォーマンスセンターに毎日通うことになると思います。すごいワクワクします。毎日プロレスのことだけを考えて生きるっていうのは、最高だなって思いますね。

　私は新人の頃から、井上京子さん、ジャガー横田さん、伊藤薫さんをはじめとした、お母さんくらい歳が離れた先輩方にお世話になってきたので、身近に若い同年代の選手っていなかったんですよ。でも、WWEのパフォーマンスセンターに行けば、初めて同じ夢を持った、同じような境遇の選手と切磋琢磨できる環境になるので。だから、ものすごく楽しみですね。自分自身、もっともっと成長できると思うし」

2016年のSareee　©AFLO

――キャリア10年で、さらに大きくステップアップするチャンスが来たわけですからね。

「本当に幸せですね。今、25歳でデビュー10周年で、すべて区切りがいい時だし。デビューして10年経ってここまできて、次の10年はもっともっと上にあがっていきたいですね。大好きなプロレスで爆発させたいです。プロレス人生第2章のスタートですね」

「里村さんからたくさんの刺激をもらうと思う」

――WWEでは今、アスカ選手がRAW女子王者、紫雷イオ選手がNXT女子王者と、日本人スーパースターが大活躍しているので、かなり期待が大きい中での参戦になるかと思いますが、プレッシャーは感じていますか？

「そういった面でのプレッシャーはあまりないです。アスカさんもイオさんも素晴らしいし、相当な精神力がないと、あそこまでいけないと思うんですよ。だから、すごく尊敬していますし、向こうにいってからいろんなことを学びたいですね。ただ、自分もアメリカに行くからには、それを超えていかなきゃいけないと思うので。アスカさんやイオさんを超えるつもりで頑張ります！」

――SARRAY選手のWWE入団と時を同じくして、里村明衣子選手のNXT UK入団も発表されましたけど、その辺も刺激になりますか？

「自分、デビュー戦が里村さんなんですよ。里村さんも私と同じ15歳でデビューされて。10年経って、その里村さんと同じ時期にWWEに入団して、ホントにすごい運命的だなって思いますね。光栄ですし、進化し続ける人はカッコいいなと思います。UKとアメリカで戦う場所は別々ですけど、里村さんからたくさんの刺激をもらうことになると思います」

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