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王貞治「山に籠るべきだったが…」、尾崎将司「好きでも嫌いでも一番に」…大物は“批判”にどう向き合う?
posted2021/02/10 11:01
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hideki Sugiyama
雑誌「Sports Graphic Number」と「Number Web」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回はアスリートたちが「批判」についてどう考えているのか、3つの印象的な言葉です。
<名言1>
好かれるのも一番、嫌われるのも一番になれ。
(尾崎将司/946号 2018年2月15日)
◇解説◇
プロゴルファー丸山茂樹が先輩・尾崎将司からもらった言葉の1つだ。
国内通算94勝、賞金王12回と圧倒的な実力と人気を誇った“ジャンボ”は、あまりに強すぎたことでアンチも多く、歯に衣を着せぬコメントを「暴言」と捉えられることも少なくなかった。
ゴルフ界を牽引してきた丸山自身もまた、思いを素直に言葉にしたことでメディアと衝突してきた。
丸山は尾崎が言いたかったことを「憎まれるくらい強くなれ、ということだったんだと思います」と解説。
今はその頃とは「時代が違う」としつつも、「好かれるだけがスターじゃないというのは一理あるでしょう」と語っている。