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【誕生日】佐藤琢磨、“賛否両論のアタック”も「あのチャンスは行くしかない」 44歳で世界トップを走れる理由

posted2021/01/28 17:00

 
【誕生日】佐藤琢磨、“賛否両論のアタック”も「あのチャンスは行くしかない」 44歳で世界トップを走れる理由<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

F1でもインディでも結果を残し続けた佐藤琢磨。日本が世界に誇る、名レーサーである

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NumberWeb編集部

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Takuya Sugiyama

雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は1月28日に44歳の誕生日を迎えた佐藤琢磨にまつわる6つの言葉です。

<名言1>
今日は僕の他にもうひとり勝者がいる。
(ミハエル・シューマッハー/Number788号 2011年9月29日発売)

◇解説◇
 2002年ジョーダン・ホンダからF1デビューを果たした佐藤。オーストラリアGPでのデビュー戦を「F1のスタートはアクセル全開でボタンを押せば、あとは機械任せ。そういう意味では緊張感は少ないんですよね」と振り返るなど、すでにスター感を漂わせていた。

 そんな佐藤琢磨の名前が世間に広まったのは、F1鈴鹿GPだった。自身にとっての“ホームグラウンド”と言える自国開催のレースで5位入賞。大健闘を見せた琢磨を、表彰台に上がった絶対王者シューマッハーはこんな言葉で讃えたのだ。

<名言2>
限界を恐れていては、自分の限界も高められない。
(佐藤琢磨/Number783号 2011年7月21日発売)

◇解説◇
 レースへのあこがれを抱きながらも経済的な事情でカートに乗れなかった佐藤は、早稲田大学在学中のころに、カートのスクール「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ」に入学する。

 そこでは未経験のハンデを乗り越えるため、スピンやコースアウトを厭わずに果敢にアクセルを踏み込んだという。無理矢理にでもいったん限界を突破し、その領域を自分のものにする──それが佐藤の流儀である。

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