「すべてを成長させなければいけないというのが前提ではありますが、その上で経験値は必要だと思っています。海外の選手を相手にプレーする経験ですね。NBA選手や、そうなるような選手に比べると自分はまだまだ経験が少ない。

　具体的なプレーのことを言うと、3Pの確率をもっと上げなければいけないですし、フィニッシュのバリエーションも増やさないといけません。ディフェンスは自分が得意とするところで、（NBAレベルでも）通用する部分もあると思うので、自分の強みとしてさらに確立できたらと思います」

――昨季、レジェンズでチームメイトだったキャメロン・ペインは今季、NBAのフェニックス・サンズの控えスコアラーとしてポジションを確立し、良いプレーをしています。そういった選手たちの活躍はやはり気になりますか？

「同じチームでプレーした選手が今ではNBAでプレーしているということ自体、今までにはなかったこと。だからすごく気にしていますし、元チームメイトがどこかのチームから2ウェイ契約を受け取ったとか、動向も気になるようになりました」

参考にしたいNBA選手は誰ですか？

――昨季、Gリーグのレジェンズでは3ポイントとディフェンスに特化したいわゆる3-Dタイプの役割でした。いずれNBAでプレーすると想定して、どんな役割の選手になることを思い描いていますか？

「Gリーグでは最初のシーズンでいかに結果を残すかというところが重要で、3-Dの役割によってその道が開けた感じでした。少し慣れていくことによって、そこからもう少しバリエーションが増えてくると思います。

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　NBAには才能のあるゲームメイカーが山ほどいると思うので、自分が目指すのは展開されてきたときにシュートを決め切れる選手ですね。状況に応じてゲームメイクができて、アシストもできるガード選手。今、トロント・ラプターズの渡邊雄太選手がこなしている役割で、さらにもう少しアシスト等も入れたSG的な仕事もやれる選手といったイメージです」

――ご自身の参考になるNBA選手というと誰が思い浮かびますか？

「レイカーズのアレックス・カルーソ選手です。Gリーグ上がりという点で自分と同じ境遇ですし、身長、体重なども僕とあまり変わらないと思うんですよ。それでもNBAであれだけの活躍ができている。プレースタイル的にも似ているところがありますし、特によく見るのはカルーソです」

渡邊雄太と話した「信じてやるしかない」

――Gリーグの厳しさも経験しているという意味で、馬場選手と渡邊雄太選手は比較的似たような目線で物事を見られるのかなとも感じています。渡邊選手とはとても仲が良いですが、彼に言われたことの中で印象に残っている言葉はありますか？

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