Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

ネイサン・チェン「五輪を見据えた2年の休学」~コロナ禍の中の決断~

posted2021/01/26 07:00

 
ネイサン・チェン「五輪を見据えた2年の休学」~コロナ禍の中の決断~<Number Web> photograph by Getty Images

昨年10月に無観客で開催されたスケートアメリカでは合計299.15点で4連覇を達成した

text by

田村明子

田村明子Akiko Tamura

PROFILE

photograph by

Getty Images

ロックダウンで氷から離れた3カ月の時を経て、文武両道の21歳はさらなる成長を遂げていた。その現在地と思いを電話インタビューで語った。

 2019-'20シーズン、イェール大学での学業と競技生活を両立させていたネイサン・チェンは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってからどのように過ごしていたのだろう。

「( '20年3月の)世界選手権のキャンセルの知らせの後、練習拠点のカリフォルニアに戻った時は、すでにもうロックダウンが始まっていて、リンクも閉まっていました」

 ロックダウンが解除されてリンクが再開したのは6月の末だった。氷を離れた3カ月間は、彼にとってどんな時間だったのか。

「最初の3、4週間は、イェール大学のオンライン授業を受けて学期を終了しました。その後、ラフ(ラファエル・アルトゥニアンコーチ)とオフアイス・トレーニングを開始しました。また以前から指導を受けていた、米国五輪委員会所属のトレーナーと、コンディショニングトレーニングもしていました。ジムは閉まっていたので、全て屋外でした」

 スケーターにとって全く滑らないという体験は難しいものだが、チェンは決してネガティブには捉えなかった。

「氷の上に戻った時は、全てが弱くなっていると感じました。でも普段も春から夏にかけては休みを取ったり、アイスショーに出場したりなど、あまり詰めてトレーニングはしていなかった。だから思ったほどの違和感はなかったんです」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
Numberプレミアムクラブ会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 2393文字

Numberプレミアムクラブ会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

銀盤の誓い。~Figure Skating Climax 2020-2021~
ネイサン・チェン
北京冬季五輪
オリンピック・パラリンピック

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ