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本田望結「女優」と「フィギュアスケーター」2つに挑む理由 仕事が忙しいほどスケートの成績が良い?
text by
谷川良介Ryosuke Tanikawa
photograph byWataru Sato
posted2020/11/17 11:02
恒例のリフティング挑戦は6回に。「負けず嫌いなので、100回を目指したいです(笑)」
フィギュアスケートの憧れの選手は?
――フィギュアスケートの世界に憧れの選手はいるんですか?
姉です。本田真凜が姉ではなかったとしても、私は「本田真凜選手」に憧れていたと思います。他のスケーターの方々ももちろんすごいですし、それぞれ自分にしかないものを持っているんですが、やはり私にとって姉は特別な存在。表現力もそうですし、人を惹きつけるものを持っている気がしていて。「カリスマ性」というと少しイメージが合わないんですけど(笑)。
――それは小さい時から?
変わらないですね。小さい頃はお世辞みたいに聞こえてしまうし、言わされている感もあるので、言いたくなかったんです。自分が高いレベルの舞台で試合をすることが増えたことで改めてそう感じています。
――いつか超えたい存在?
不思議と超えたいとは思わないんですよね。姉の背中をずっと見ていきたい、という感覚。まだ試合が終わったわけではないのですが、「来年の私はすごい」と言えるぐらいのイメージができています。だからこそ、姉にはずっと前にいて、私の目標になっていてほしい。その感覚は昔とずっと変わらないんです。
どちらかを選ぶことは自分に合わない
――女優業とフィギュアスケートの両立は大変ですね。
スケートを辞めたいと思ったらお芝居も辞めますし、お芝居を辞めるとなったらスケートも辞めると思います。今は2つのことに挑戦しているのが本田望結なので、どちらかを選ぶことは自分に合わない。たぶん、どちらかがなくなってしまったらそのまま崩れていくだろうな……。実際、お芝居のお仕事が忙しい時ほど、スケートの成績も良いんです!
この先、何があるのかはわからないので言い切ることは難しいですが、今の段階ではどちらも頑張りたい。競技を続けるためには勉強も頑張らないといけないですし、いずれ競技を離れる時が来ますが、これからもスケートには携わっていたいと思っています。
――どちらも厳しい世界です。体力的にも大変なのではないでしょうか。
小さい頃からお芝居とフィギュアスケートを頑張ってきたおかげなのか、大変だと思ったことはないです。むしろ、自分で一番輝いていたと思っている小さい頃に比べると今は30〜40%ぐらい。成長するにつれて、自分の中で少し甘えが出ている気もしていてちょっと悔しいんです。だから昔の自分を超える時代がこれから先にあってほしいです。
――最後にこれからの目標を教えてください。
まずは高校サッカーの応援マネージャーという大役をしっかりと頑張る。全国の高校を代表した「マネージャー」なので、各学校のマネージャーさんにも認めてもらえるような存在になりたいです。それに(応援マネージャーの)先輩方も活躍されている方ばかりなので、私もその一人になれるようにならないといけないなと思っています。
スケートでは、シニアに上がったことで本戦に進むために予選を通過することがとても大事になります。どの大会が、というよりは一つ一つの試合を全力でこなして、悔いがないように挑みたい。まずはしっかり実力をつけられるような練習をしたいです。
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本田望結(Miyu Honda)
2004年6月1日生まれ、京都府出身。オスカープロモーション所属。NTV『家政婦のミタ』など人気ドラマや映画『コドモ警察』 などに出演。2015年には、映画『ポプラの秋』で映画初主演、2017年放送のスペシャルドラマ『探偵少女アリサの事件簿』でドラマ初主演を果たした。一方でフィギュアスケーターとしても活動しており、2016年には第43回西日本中小学生フィギュアスケート競技会 ノ-ビスAで2位入賞。今季からシニアデビューを果たしている。「本田望結CALENDAR2021」販売予定。 https://www.oscarpro.co.jp/
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