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バイデンに大坂なおみ「THANK YOU」 ラピノー、ジョーダン&レブロンも…大統領選と米スポーツの密接さ 

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井川洋一

井川洋一Yoichi Igawa

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posted2020/11/12 19:00

バイデンに大坂なおみ「THANK YOU」 ラピノー、ジョーダン&レブロンも…大統領選と米スポーツの密接さ<Number Web> photograph by Getty Images

バイデン候補が大統領選勝利確実となり、大坂なおみやマイケル・ジョーダンらは喜びもひとしおだろう

ラピノーはハリスにも「おめでとう!!」

 また、著名な白人女性アスリートも同調した──昨年の女子W杯で優勝した後、「ホワイトハウスなんかに行かないわ」と言って、実際にそうしたミーガン・ラピノーだ。

 同性愛者であることを公言している彼女もまた、トランプ氏に抵抗し続けたアスリートのひとりで、選挙結果が出た直後に「大統領に選出されたジョー・バイデンと副大統領カマラ・ハリス、おめでとう!!!」とツイート。そしてこの勝利に多大な貢献をした「黒人女性たち、ありがとう」と続けて投稿している。

アメリカの政治とスポーツは密接な関係

 アメリカの政治とスポーツは密接な関係にある。特にこの4年間は毎日のように嘘をつき、アメリカ国民の分断を煽り続け、差別主義的だった大統領とトップアスリートたちの諍いが絶えなかった。人類の歴史は時を経るごとに、少しでも良い方向に向かっていると信じたいが、近年のアメリカはそれが停滞、あるいは逆行しているようだった。

 その軌道を修正すべく、影響力のあるアスリートが立ち上がり、バイデン氏の勝利をたぐり寄せた。

 個人的には、ジェームスもリツイートした『CNN』のコメンテーター、バン・ジョーンズ氏が声を詰まらせ、涙ながらに語った言葉が印象に残っている。

「今朝は親として、父として、ずいぶん楽になった。自分の子供たちに、こう言えるからだ──真実を伝えることや良い人間でいることが大事なんだ、と。(中略)これまでは差別をしなかった人々が、(大統領の)ツイートにより、ひどい姿を躊躇なく晒すようになっていた。(バイデン氏の勝利は)とても重要だ。これで平和を取り戻せるはずだ。リセットの機会が得られたのだから」

【次ページ】 UFCは“親トランプ”の向きだが

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