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『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』「美意識」というワードが、僕の胸にストンと落ちた。 

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村田諒太

村田諒太Ryota Murata

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posted2020/11/15 07:00

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』「美意識」というワードが、僕の胸にストンと落ちた。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』山口周著 光文社新書 760円+税

 方法を知っていても、経験に当てはめてみないと実際の効果は分からないものです。その意味で本書から得た「美意識」は実践的で、かつ即効性がありました。

「論理的思考・MBAでは戦えない『直感』と『感性』の時代」と謳った山口周さんの本書はとても説得力があって、心に残りました。ビジネスパーソン向けではありますが、アスリートやスポーツファンが読んでも参考になると思います。

 これまでのビジネスシーンでは分析的、論理的なスキルを求めてきた結果、「正解のコモディティ化」が起きた――つまり正解を出せる人が少なかった時代は正解にこそ価値があったものの、普遍化してくると一般的な商品に成り下がってしまい、さらには「差別化の喪失」を招いたと問題提起。そこで、世界の企業エリートは美術系大学院に通ってトレーニングを受けているという実態から、アートなどに触れて己の直感的、感性的スキルを高めていく重要性を説いています。哲学に親しむ、文学を読むなども「美意識」を鍛えることになる、とあります。

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