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グレイグ・レイドロー「日本には厄介な選手が何人もいた」~スコットランドの英雄の告白~

posted2020/10/29 07:00

 
グレイグ・レイドロー「日本には厄介な選手が何人もいた」~スコットランドの英雄の告白~<Number Web> photograph by Getty Images

スコットランドの前主将、レイドローが日本にやってくる

text by

竹鼻智

竹鼻智Satoshi Takehana

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Getty Images

精度抜群のキックと卓越した戦術眼を持つスコットランドの前主将にして最高のSHが日本にやってくる。昨年のW杯を最後に代表から退いたレジェンドが自身のキャリアと展望を語る。

 歓喜の声をあげる日本代表とサポーターの姿を、正反対の立場から見つめる選手がいた。この試合がスコットランド代表として76試合目、そして最後の試合となったグレイグ・レイドロー主将にとっては、キャリアの中で最も悔しい試合だったかもしれない。

 あれから1年。トップリーグNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスの一員として、再び日本へやってきた。今年で35歳を迎えたベテラン名スクラムハーフに、W杯、グラウンド内外の日本での挑戦、そして引退後のキャリアについて語ってもらった。

――昨年のW杯を振り返っていかがですか。

「我々にとっては、残念な大会だった。まずはアイルランドに敗れ、そして予選リーグ敗退が決まった日本戦は、悔しい思い出だ。

 だが、大会自体は本当に素晴らしかった。日本の皆さん、日本という国、そして世界中から日本を訪れた多くの観衆が、大会を特別なものにしてくれた。最初の合宿地、長崎の人たちに始まり、大会運営に関わったすべての人たちに、大きな感謝と敬意を表したい。

 日本戦の前には、台風のために試合が中止になるかもしれないという憶測が飛んでいた。日本列島が厳しい天災に襲われており、まずは被災者が心配だったし、ラグビーよりも人々の安全と暮らしの方が大切であるのは当然だ。だが選手である以上は、試合をやるつもりで、全力で準備をするのみだった。

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