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新しい地図・稲垣吾郎×パラ卓球 “魔法使い”だった卓球のイメージが変わった?
posted2020/11/02 11:00
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Takuya Sugiyama
様々なハンデを背負う選手たちが工夫を凝らしてしのぎを削るパラ卓球。前回大会の雪辱を誓うホープは、ただひとり実業団に飛び込み、実力を磨いてきた。自ら発信にも取り組む25歳が語った、競技の魅力と東京への思いとは?(Number1011号掲載)
稲垣吾郎(以下、稲垣) 卓球、意外と汗をかくものですね! ちょっとラリーをさせてもらっただけなのに、結構息が上がりました。
岩渕幸洋(以下、岩渕) 実は見た目以上にハードな競技です。結局足が一番大事なので。
稲垣 卓球は魔法使いのようなイメージがあって、プロの方のラリーの速度を見ると信じられないです。僕はテレビ番組でちょっとやったことがあるぐらいでしたが、ハマったら楽しいかも? って思いました。
岩渕 慣れてきたらボールに回転も掛けられてて、すごくお上手でしたよ。
ゴルフで卓球が上手くなる?
稲垣 僕ゴルフをやるんですけど、プロの世界になるとちょっとドロップ気味に打ったりするようです。アマチュアにはほとんどわからないけど、その感覚と同じなのかなあとか考えていました。いきなりゴルフの話から入っちゃった(笑)。
岩渕 実は僕も最近ちょっとゴルフやってるんです。コロナでこういう状況になって、今までは必ず試合や合宿があった日曜日に時間ができたので。
稲垣 ゴルフ選手はクラブの“面”の使い方を意識するためにトレーニングでテニスをやるという話を聞いたことがあります。あと、ゴルフの球が硬くて重いと思い込むと力んでしまうから、軽い卓球のボールで練習することで、いいスイングが出来るようになるんだとか。岩渕選手もゴルフから刺激を受けたりしましたか。
岩渕 ゴルフって体全体を使って打つじゃないですか。その感覚を残したまま卓球をすると、体幹を使えている感じがします。