ヘイデン・パーカーの名言
子供の頃からチームメイトに迷惑をかけたくない、落胆させたくないと強く思ってきました。
ヘイデン・パーカー(ラグビー)
2020/09/22
肉弾戦が続くラグビーにおいて、静寂に包まれる瞬間がプレースキックだ。神戸製鋼の司令塔パーカーはパナソニックに所属した2015年シーズン、プレーオフ3試合でキック24本を全てを成功させてMVPに。サンウルブズの一員としてスーパーラグビーを戦った18年はキック成功率96%(50回48回成功)を記録。前人未到の38回連続成功というリーグレコードを樹立している。技術、プロセスは当然だが、それを実現するには高い集中力が求められる。ニュージーランド生まれの名キッカーはそれを「周囲によって養われた」と話した。幼少期から様々なレベルでキッカーを任され、学校から帰宅するといつも父とHポールと向き合った。常に重圧と戦ってきた少年は、いつしかそれを集中力という武器に転化させる。その源は己ではなく、彼を見守る仲間にあった。
Number1007号(2020/07/16)