ブラストワンピースの再来？

　さて、今年の新潟記念はフルゲート18頭が出走を予定しているが、その中で唯一3歳馬なのがワーケア（美浦・手塚貴久厩舎）だ。同馬は皐月賞トライアルの弥生賞（GII）で2着し、一冠目の出走権を得ながらもそこを回避。直接、日本ダービーへ向かい、コントレイルの8着となっていた。同馬について、手塚調教師は言う。

「ハーツクライの仔という事もあり、最初から成長力を感じさせる馬でした」

　先述した通りダービーこそ8着に敗れてしまったが、成長途上の2歳時にGI（ホープフルS）で3着に好走。「それもスタートで後手を踏んでのもの」（手塚調教師）なのだから、先々が楽しみな馬である事は疑いようがない。左回りでの敗戦は前走のダービーだけで、戦績は3戦2勝。今回はハンデ戦という事でダービーの57キロから4キロ減の53キロで出走出来るのも好材料。ブラストワンピースの再来があってもおかしくはなさそうだ。注目したい。