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J2首位の長崎、堅守の要は「左」。
二見宏志と亀川諒史の頼もしさ。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byJ.LEAGUE
posted2020/09/01 11:30
長崎の堅守を支える二見宏志。J1昇格は守備力が明暗をわけることも多く、期待は大きい。
「左」がJ1昇格の力になる。
しかも守備は、かなり整っている。
大宮戦での攻守の切り替えの早さ、二見を軸とした最終ラインの強固で安定した守備はJ1昇格のために欠かせない要素だ。
昨年J1昇格を果たした柏レイソルは、33点で最少失点だった。現在、長崎は失点12点で10点の栃木SCに次いで2番目だが、11勝のうち5勝がクリーンシートで、完封勝ちが目立つ。
昨年、長崎は降格1年目でJ1昇格を目指したが、2度の4連敗で失速し、12位に終わった。同じ轍は踏まないとばかり、今シーズンは切り替えの早い守備で相手を封じ、首位を快走中だ。
その安定を生み出している二見と亀川の最終ラインの「左」は、非常に頼もしい。