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ドラ1候補、智弁学園・前川右京が登場!
153キロ右腕、中京大中京・高橋宏斗と対決。
【甲子園高校野球交流試合】前半戦の見どころ。 

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NumberWeb編集部

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photograph byHideki Sugiyama

posted2020/08/09 20:00

ドラ1候補、智弁学園・前川右京が登場!153キロ右腕、中京大中京・高橋宏斗と対決。【甲子園高校野球交流試合】前半戦の見どころ。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2020年甲子園高校野球交流試合は8月10日に幕を開ける。

 8月、今年も球児たちが甲子園球場に集う。10日から始まる「甲子園高校野球交流試合」にはセンバツに出場が決まっていた32校が参加する予定だ。前半が10日からの3日間、後半が15日からの3日間。いずれも1試合のみの戦いのため、試合の見どころを見逃さないようにしたい。

1日目 8月10日(月)

1戦目 大分商(大分)-花咲徳栄(埼玉)

 創部100年目をむかえる大分商の主将・川瀬堅斗は初夏に痛めた脚の具合が心配されているが、最速148キロの速球でチームを引っ張る。ソフトバンク・川瀬晃(ひかる)は実兄だ。

 花咲徳栄は優勝した2017年を含め、2019年まで5年連続で夏の甲子園に出場している強豪だ。高校通算48本塁打を誇る井上朋也主将を中心に強力な打線で大分商の川瀬を迎え撃つ。

2戦目 明徳義塾(高知)-鳥取城北(鳥取)

 明徳義塾は左腕エース・新地智也に注目だ。甲子園のマウンドに上ったこともある新地は、ストレート、変化球ともに抜群の制球力を誇り、精密な投球で打者を翻弄する。鳥取城北の打線を封じることができるか。

 鳥取城北の打線も強力だ。昨秋の公式戦では1試合平均10得点。特徴の粘りのバッティングに加え、今年は松村亮汰ら投手陣も揃っている。厚い選手層を活かして勝利をつかみたい。

2日目 8月11日(火)

1戦目 天理(奈良)-広島新庄(広島)

 天理は昨秋の公式戦で9人中7人が本塁打を打った強打線が光る。168センチ下林源太、182センチ瀬千皓の強力コンビを中心に打撃戦に持ち込みたいところだ。

 広島新庄は守りを強みとするチーム。秋田駿樹、秋山恭平の両左腕がキレのいいピッチングで天理打線を封じ込め、コツコツ点を重ねる広島新庄の野球が見られるか期待だ。

2戦目 創成館(長崎)-平田(島根)

 創成館、平田ともに守りの野球が持ち味だ。創成館のエース・白水巧は安定した投球が強み。層が厚い投手陣を手堅い守備でバックアップする創成館の伝統を、この夏も見ることができるか。

 21世紀枠で初のセンバツとなった平田は、エース・古川雅也が創成館の打線を抑えきれるかが見どころだ。多彩な変化球で相手を封じながら、着実に点を重ねていきたい。

3戦目 明豊(大分)-県岐阜商(岐阜)

 昨年のセンバツで4強入りを果たした明豊は昨秋の公式戦ではチーム打率4割に迫る猛打が持ち味。甲子園経験豊富なエース若杉晟汰の投球とともに、今年も圧巻の打線に期待がかかる。

 一方の県岐阜商は140キロ超が5人と多彩な投手陣で挑む。OBの鍛治舎巧監督のもと、徹底的なフィジカルトレーニングを積んだ身体と新たなユニフォームで甲子園での1勝を目指す。

【次ページ】 3日目 8月12日(水)

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