徳永悠平の名言
メダルを取らせるためにあのチームにいた僕には悔しさしか残らなかった。
徳永悠平(サッカー)
ロンドン五輪にオーバーエイジ(OA)枠として参加した徳永。当初は辞退も考えたと話すが、弱点であるサイドバックの適任者として当時の関塚隆監督から懇願され、その熱意に応じた。アテネ五輪も経験済みのベテランは、時にいじられながら、年下の選手たちと積極的にコミュニケーションを取ってチーム作りに貢献。前評判は決して高くなかったが、酒井宏樹や清武弘嗣、山口蛍ら実力ある選手が揃い、「自信されあれば必ずやれるという手ごたえはあった」と大会以前から大きな可能性を感じていたと振り返る。初戦で金メダル候補のスペインを破り、快進撃を続けて3位決定戦まで上り詰めた。しかし、韓国を前になす術なく敗れ、メダルには届かなかった。「若い選手が自信をつけて、あそこまでいけた。その証のような、ずっと残るものが欲しかったんです」。あの試合で自分には何ができたのか。自問自答する日々は、36歳となったいまも続いている。
Number1005号(2020/06/18)
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