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阪神西勇輝、9回125球の完投!苦手なビシエド抑えた!
「エースの仕事」で今季2勝目。スクイズで打点も!
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2020/07/18 20:57
阪神・西勇輝[撮影別日]
<7月18日 セ・リーグ>
阪神ー中日
中 0 0 0 0 0 3 0 0 0 : 3
阪 0 0 2 0 6 0 0 0 × : 8
勝:西 2勝1敗
負:勝野 2敗
前回登板では勝利投手の権利を得るも、チームが逆転を許したことで白星がつかなかった西。18日、今季5試合目の先発マウンドに上がった。
初回、中日先頭の大島に珍しくフォアボールを与えるも、相性が悪い4番ビシエドから三振を奪う上々の立ち上がり。リズムとコントロールともに安定し、危なげないピッチングが続いた。
白星の権利が目前に迫った5回表。中日・阿部と井領に立て続けに安打を許した西は、無死一、三塁のピンチを迎える。しかし、ルーキー石川を内野フライに打ち取ると、加藤を三振、代打・遠藤をセカンドゴロに抑えて切り抜けた。
その裏、西は打席でも貢献。チャンスで迎えた打席でスクイズを仕掛けて追加点を奪うと、糸井のタイムリーツーベース、大山の2ランホームランと続き、一挙に6点を奪った。
6回表、西は中日の反撃を受けて3点を失い、さらには足をひねる場面もあったが、それでも最後までマウンドを守った。9回125球3失点、9安打を許すも四球は「1」。エースの仕事を全うし、今季2勝目を挙げた。
ヒーローインタビューでは、自身のスキャンダルを謝罪し、これからもプレーで返していくことを誓った。