ルイス・スアレスの名言
子供のころから夢見ていた瞬間だった。今経験しているのは一生に一度のこと。信じられない。
ルイス・スアレス(サッカー)
2020/06/18
2010年W杯、ウルグアイにとって40年ぶりのベスト8進出に貢献した当時23歳のスアレスは、たちまちこの国の英雄となった。しかし、彼をさらに有名にしたのはベスト4を懸けたガーナ戦。1-1で迎えた延長後半終了間際、ウルグアイ側のゴール枠内に飛んだボールを手で掻き出し、決定機を阻止したのだ。誰もが目を疑ったが、そのPKをガーナ代表FWアサモア・ギャンが外すと、それをピッチ外で見ていたスアレスは大喜び。その映像は世界各国で何度も放映され、皮肉にも結果的にベスト4進出に貢献した形となった。2014年W杯では噛みつき事件を起こすなど、何かと話題を振りまいてきたスアレス。しかし、その決定力はいまだに健在。幼いころに抱いた夢を、いまも追い続けている。
Number2010/7/14臨時増刊号(2010/07/07)