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オリックス熾烈な外野争いをリード。
10年目、今年の後藤駿太はしぶとい。 

text by

米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byKyodo News

posted2020/06/11 11:30

オリックス熾烈な外野争いをリード。10年目、今年の後藤駿太はしぶとい。<Number Web> photograph by Kyodo News

練習試合で勝負強いバッティングを披露している後藤駿太。プロ10年目となる今季への意気込みを語った。

「増えていくものだけを追う」

「最終的にはやっぱり数字。今年はとにかくキャリアハイを目指します」

 意識するのは、安打数や打点、盗塁数など、積み重ねていける数字だ。

「減るものは見たくない。打率とかは減っていくから、毒でしかない。それを気にすると狂います。僕は『ここで1本打たなかったら……』と計算しちゃうタイプなので。もう、今年は、増えていくものだけを追いかけます」

 開幕が延期された影響で、今年はレギュラーシーズンが例年より20試合以上少ない120試合程度になる見込み。だが今の後藤なら、そんなハンディをものともせずにキャリアハイを打ち立てる、そう期待せずにいられない。

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