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新型コロナウイルスにNBAの対応は?
レブロン「無観客ならプレーしない」
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph byAFLO
posted2020/03/10 11:30
NBAは4月15日にレギュラーシーズン終了、同月18日からプレーオフを予定している。
スター選手たちは失望のコメント。
また、NBAのスタープレーヤーたちの発言も気になる。
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、「(無観客試合に関して)勝手に決めてもらって結構。でも、チームメイトや客席にいるファンのために僕らはプレーしている。アリーナにファンがいないのならば僕はプレーしない」とコメントした。
さらに、ボストン・セルティックスに所属する司令塔ケンバ・ウォーカーも、「(無観客ならば)それは酷い状況。つまらない。中止の方がマシかもしれない」と失望を隠さなかった。
ほかのアメリカ4大スポーツでは、MLB、野球は現在、観客を入れてオープン戦が行われ、予定通り今月末の開幕を予定している。シーズン中のNHL、アイスホッケーも通常通り試合が行われている。またNFL、アメリカンフットボールは9月に開幕を迎えるため、今のところ日程変更の議論は聞こえてこない。
NBAの対応は五輪にも影響?
オリンピックにおける放映権で、最も大きな影響力を持っているのもアメリカである。シーズンの大事な時期を迎えたNBAがこの局面でどのように判断し、続くMLBがどのような反応をするのか。世界最大のスポーツマーケット、アメリカの判断は東京五輪への影響ももちろん考えられる。
近いうちに発表されるであろう、NBAの新型コロナウイルスへの対応。それはアメリカの地を超えて、世界的に影響を与えることになるかもしれない。