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若手オールスター戦でダンク連発!
八村塁が今季後半戦へ意気込み語る。
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byGetty Images
posted2020/02/20 19:00
ライジングスター・チャレンジでダンクシュートを決める八村塁。第1クォーター途中にはMVP候補の声も上がった。
初経験の宴を終えて、残り29戦。
様々な意味で、シーズンの緊張感から解放されたライジングスターは今の八村には必要な舞台だったのだろう。
控え室ではバラック・オバマ元大統領に対面し、「ウィザーズ戦を観に来たいと話していたから、来てくれたら良いと思います」と嬉しそうに述べていた。ユニフォームには事故死したばかりのコービー・ブライアントを悼むパッチをつけ、「コービーもこういう舞台で何回も戦っている選手。そういう選手がいたっていうことを絶対に忘れないでこれからプレーしていきたい」と決意を述べていた。
そして、15日のイベント時には、今季後半戦に向けた力強い言葉も残していた。
「(今シーズンのウィザーズは)若いチーム。(前半戦の)最後の方はよくできていたので、そのままそれを続けて、オールスター後もしっかりやってプレーオフに出れたらいいなと思います」
久々にひたすら楽しく過ごした週末――。初経験の宴を終え、八村は再び前を見据えた。華やかなオールスターウィークエンドの間に刻み込んだ多くの思い出を忘れることはないだろう。そして、シカゴの地でついに得たブレイクの機会は、今季の残り29戦、そしてその後にも、間違いなく生きてくるはずである。