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若手オールスター戦でダンク連発!
八村塁が今季後半戦へ意気込み語る。
posted2020/02/20 19:00
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Getty Images
2月15日、オールスターウィークエンドの舞台となったシカゴ市内で開催されたトレーディングカード会社「パニーニ」の主催イベント時のこと。そこには久々に22歳の青年らしく、リラックスした八村塁の姿があった。
イベント会場では子供たちとの記念撮影、サインに応じた八村。途中、会場内にあったおもちゃのバスケットボールゲームで少年ファンと対戦する場面もあった。そこで少年に連敗を喫すると、「彼は(ゲームを)家に持っているらしく、ずっと練習しているって言っていたので」と照れ臭そうに笑っていたのも印象深い。
この日のハイライトはレジェンドとの対面だった。抜群の得点力とファッション性の高さで一世を風靡した元スーパースター、アレン・アイバーソンがイベント会場に来ており、八村も帰り際に記念撮影を依頼。アイバーソンの隣で少々緊張気味の八村の表情からも、稀代のカリスマと対面した喜びが窺い知れた。
「そういうレジェンドに会えるってことはすごい嬉しいですし、こういう機会があってよかったなと思います」
笑顔が目立ったライジングスター。
ウィザーズのドラフト1巡目指名ルーキーとして、今季は日米両方からの莫大な期待を背負ってシーズンを過ごしてきた。どこに行ってもカメラのレンズを向けられ、コメントを求められる日々。メディア対応時は徐々に言葉数が少なくなっていった感もあり、公の場でこれほど屈託ない表情を見せるのも珍しいことのように思えた。
前日に行われたライジングスター・チャレンジでも、八村はいきいきとした姿をみせていた。
ライジングスターは1、2年目のスター候補たちが選抜され、アメリカチーム、ワールドチームにわかれて競い合う若手ショウケースマッチ。“オールスター週末の露払い”的に開催される一戦でも、当日朝の練習時から八村の笑顔は目立った。