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秋山翔吾、筒香嘉智、山口俊。
3人の侍が挑むそれぞれのハードル。
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byKyodo News
posted2020/01/13 11:30
シンシナティ・レッズの会見後、本拠地のグレート・アメリカン・ボール・パークをバックにポーズを決める秋山翔吾。
山口俊のサンプルは田中将大か。
読売ジャイアンツからトロント・ブルージェイズへの移籍が決まった山口俊投手(32)の契約は基本額2年635万ドル(6億9500万円)に加えオプションは総額で280万ドルが着く。満額達成となれば915万ドル(約10億円)。本人の同意なしにマイナー降格は出来ず、2年後にはフリーエージェントとなれる権利も持つ。
立場的には先発5番手を争うことになると聞くが、新たなる環境で日本時代同様の制球力と打者への観察力が発揮できるか。
彼が持つ直球、スライダー、フォークボールの球種と球速、投球スタイルを考えれば、イメージするのはヤンキースの田中将大か。日本人投手としてただひと人、6年連続二桁勝利を上げた田中は類まれな制球力とマウンドでの眼力でその立場を築いた。山口に期待したい点である。
キャンプインまで1カ月強。新たな3人の侍には万全に準備を整えて欲しい。