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佐藤駿、ジュニアGPファイナル制覇!
ネイサン・チェンが「グレイト!」。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2019/12/14 11:30
優勝した15歳、埼玉栄高校の佐藤駿(中央)。左は2位のアンドレイ・モザレフ(ロシア)、右は3位のダニール・サムソノフ(ロシア)。
ジュニア男子歴代最高点を更新。
フリーの177.86、総合の255.11はジュニア男子の歴代最高点である。
「ここまで点数が出るとは、自分では思っていなかった。他の試合では140点とかしか出ていなかったので、177点という点を聞いて、とても驚きました。
この点数はやっぱり4ルッツを降りたこと、あとは他のこともスピンやステップも手を抜かずにやったのでここまで出たのかなと思っています」
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これからの目標はと聞かれると、佐藤はこう答えた。
「まず全日本選手権で去年よりも良い結果を出すこと。将来の夢は、オリンピックで優勝することです」
昨シーズンは全日本選手権で12位だった。
ジュニアGPファイナルの結果で自信をつけたであろうこの新星が、19日から東京の代々木体育館で開催される2019年全日本選手権でどこまで実力を発揮してくるのか、楽しみだ。