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望むのは「WIN-WIN」の契約。
代理人の「銭闘」には誇りがある。

posted2019/12/03 15:00

 
望むのは「WIN-WIN」の契約。代理人の「銭闘」には誇りがある。<Number Web> photograph by KYODO

菊池雄星の代理人も務めるボラス氏(右)。自身もマイナーリーグでプレーした経験を持ち、2人の息子も野球選手。

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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 日本で代理人と言えば、金銭面にこだわる交渉人として、好印象は持たれていないかもしれない。だが、米国では選手の代弁者として意見を主張し、球界を活性化させる役割も果たしていることは、あまり知られていない。毎年オフ、市場のカギを握る代理人スコット・ボラス氏が、GM会議の会場で、今オフの見通しを語り、問題提起を行った。

「全球団が、より早い決断を望むと伝えてきた。昨年には聞かれなかったことだ」

 昨オフは、市場の動きが鈍化し、ブライス・ハーパー(フィリーズ)らはキャンプイン後、ダラス・カイケル(ブレーブス)らは開幕後に契約するなど、異例の事態となった。その一因として、ボラス氏の強硬な姿勢を批判する声もある。だが、「球界の経済学者」とも言われる同氏は、球団が積極的に戦力補強をしないことを企業努力の欠如として徹底的に批判してきた。というのも、今季は90敗以上したのが10球団、そのうち4球団が100敗以上と低迷。上位球団との実力差が広がり、競争力が低下したと指摘した。その結果、4年連続で球界全体の観客数が減少し、'03年以来最低の数字につながったと分析する。

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