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モノマネ上手な今永昇太が
見つけた自分のフォーム。
~横浜のエースから日本のエースへ~

posted2019/11/05 10:00

 
モノマネ上手な今永昇太が見つけた自分のフォーム。~横浜のエースから日本のエースへ~<Number Web> photograph by KYODO

4年目の今永は4勝11敗に終わった昨季から一転、今季は13勝7敗、防御率2.91とチームトップの数字を残した。

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

PROFILE

photograph by

KYODO

 今永昇太は、他のピッチャーのフォームをマネするのが上手い。

「けっこう、特徴を捉えることはできると思います。石田(健大)さんのモノマネだったらすぐにできます。出身が福岡(北九州市)でしたから、子どもの頃からホークスの杉内(俊哉)さんや和田(毅)さんのマネをしていたんです。僕、調子が悪くなったら誰かのマネをするんですよ。ただ、あくまで他人のフォームで自分のものじゃありませんから、あまりいいことじゃないんですけどね」

 研究熱心で器用、センスに溢れている。モノマネが上手いというのは、目で見て脳に刻んだ動きを神経を通じて指先にまで伝え、正確に再現する能力に長けているということだ。だから、いろんなことができてしまう。その器用さが、逆に今永を苦しめてきた。

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