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現世界3位のゴルファーに称賛の声。
コルセット姿で支援物資を自ら……。

posted2019/09/11 08:00

 
現世界3位のゴルファーに称賛の声。コルセット姿で支援物資を自ら……。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

ダスティン・ジョンソンがSNSで公開した支援物資を詰める姿。善意を善意として表明するのもスターの使命なのだ。

text by

舩越園子

舩越園子Sonoko Funakoshi

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 ダスティン・ジョンソンと言えば、屈指のロングヒッターとして知られ、世界ナンバー3に位置付けられる米国出身の35歳ゴルファーだ。

 2016年全米オープンを制し、米ツアー通算20勝を挙げてきたトッププレーヤー。「DJ」の愛称で親しまれているスター選手でもあるのだが、そのジョンソンが心身ともにボロボロになりながらも人々のために取った行動に「素晴らしい」と賞賛の声が上がっている。

 2019年シーズン最終戦のツアー選手権を終えたとき、ジョンソンは「精神的に疲れ果てた」と言って試合会場のイーストレイクから去っていった。

 昨季の米ツアーはメジャー4大会を毎月開催し、全日程を8月いっぱいで終了する超過密日程を史上初めて敢行。その多忙すぎるスケジュールをこなし終えたとき、ジョンソンは精神的に「もう、ヘトヘトだ」と親しい米メディアに本音を漏らした。

 振り返れば、ジョンソンの昨季の始まりは決して悪いものではなく、2月に世界選手権シリーズのメキシコ選手権を制し、快調な滑り出しを見せていた。

 だが、4月のマスターズでも5月の全米プロでも優勝争いに絡みながら2位に甘んじ、悔し涙を飲んだ。おまけに全米プロでは親友のブルックス・ケプカと競い合って敗北した。

 そのころからDJの成績は低迷し始め、トップ10入りすらできなくなり、プレーオフ最終戦のツアー選手権では最下位フィニッシュ。

 ジョンソンが「精神的に疲れ果てた」と感じていた背景には、過密日程のみならず、そうした悔しい展開、情けない結果の連続もあったのだろう。

シーズン終了後、左膝の手術。

 それから数日後、ジョンソンが左膝の関節鏡視下手術を受けたことが、マネジメント会社から発表された。その手術は、1週間前にタイガー・ウッズが受けた手術と似たものだそうで、大掛かりな手術ではなく、ジョンソン自身も2011年に受けたものを再度受けた「ルーティーン的な手術だ」と彼の担当医は説明していた。

 だが、手術を受けたのだから、ジョンソンは左膝に不調や痛みを感じていたはずである。次々に試合がやってきていたシーズン中は、そうした不調や痛みをこらえ、我慢していたのだと思う。

 だからこそ、シーズンが終了した直後に手術に踏み切ったわけで、痛みをこらえながら、不安を抱きながらのプレーは、さぞかし辛かったことだろう。

【次ページ】 災害被害者への支援品を自分で詰める。

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