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バスケW杯最終戦の鍵は“楽しむ”こと。
欧州からの1勝はまだ達成可能だ!
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byMATSUO.K/AFLO SPORT
posted2019/09/09 15:45
モンテネグロ戦へ向け、竹内公輔は「今まで2カ月やってきたことを思い出して、すべてコートに置いてきたい」と力強く語った。
まだ目標達成の可能性は残っている!!
最終戦のモンテネグロは、この大会3度目のヨーロッパのチームとの対戦となる。つまり、ラマスHCが大会前から目標としてあげてきた「ヨーロッパのチームから1勝」という目標は、まだ達成可能なのだ。
「アジアのチームがヨーロッパのチームに勝ったことはないと聞いていたので……。明日はまたヨーロッパのチームとできる。そこはなんとか倒すことができたら、来年のオリンピックでも2023年ワールドカップに向けても自信になると思うので、なんとか勝ちたいですね。ヨーロッパのチームに勝ったという記録を作りたいと思います」
言葉でいうほど簡単なことではない。
モンテネグロには、NBA経験8年、昨季はオールスターにも選ばれたニコラ・ブーチェビッチ(オーランド・マジック)もいる。1次ラウンドでは日本同様に3戦3敗しているが、2日前のトルコ戦では、最後は敗れたとはいえ、終始主導権を握る戦いをしており、自信もつけている。
竹内譲次は、13年前の世界選手権のときを振り返りつつ、ワールドカップ最終戦のモンテネグロ戦を見据えて語った。
「2006年は自国開催で、ひとつランクの上の相手とするっていうイメージがあった。今回に関しては本当に一矢報いるという気持ちでみんな戦った。(ここまでの)結果は残念だったんですけれど、まだ、明日1試合、2006年より成長できたって結果で示すチャンスがあるので、この機会は本当に大事にしたいなと思います」