球道雑記BACK NUMBER
データ采配が光った大学侍ジャパン。
米国監督は「球数と休養」を懸念。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byKyodo News
posted2019/08/02 17:30
日米大学野球で3大会ぶりの優勝を果たした日本大学代表。データを駆使した継投や打撃で金の卵たちが揃う米国代表を退けた。
日本が3大会ぶりの優勝。
生田監督は胸を張ってこう言う。
「こういう考え方で日米大学野球を戦うよと前もって彼らに話をしたので、集まった瞬間から『ここが自分達のチーム』みたいな明るいチームになりました」
大会は日本代表の3勝2敗で終了した。優勝はじつに3大会ぶりだ。
マクドネル監督も今回の日米大学野球についてこんな言葉を残している。
「今回負けたことに関して私は全く恥ずかしいとは思っていません。日本は凄く野球が盛んな国で、強いチームと(試合が)出来たことを誇りに思っています」
球数や登板間隔だけでなくあらゆる分野でスポーツ医科学が進んできた昨今。今回の日米大学野球が残した足跡は、次世代に向けた確かな一歩になった。