福留孝介の名言
あのひと振りですべてが変わったと言われるけど、周りの人からはそう見えるだけ。
福留孝介(プロ野球)
2006年、第1回WBC。日本中が優勝を期待する中で最も逆境にいたのは福留だった。準決勝・韓国戦前までの打率は.105。その韓国戦はスタメンを外れベンチスタート。0-0の同点で迎えた7回表1死二塁、福留は代打で送り出された。実況アナウンサーの「生き返れ、福留!」の言葉に合わせるかのようにフルスイングした一撃は、ライトスタンドへの決勝ホームランとなった。まるでドラマのような展開だったが、「選手としてはあの瞬間に急に上手くなったわけじゃなく、オレだけでなく全員が変わらずやるべきことをやり続けたからこそだと思っている」と回想。プロ野球選手としてのプライドを感じさせる。
Number980号(2019/06/13)
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